やないづメンタルクリニック

光の波の波長の差を、脳が色と感じることで、色覚が生じます。元々色がついているわけではありません。自然界の情報を波長で別々に感じ取る。聴覚も同じです。視覚の方が波長が短い。どちらも連続したエネルギー波(光波と音波)を波長で分けて違う情報として感じ取る。体性感覚は幅が広くて視覚や聴覚から外れた波を感じる。例えば、熱さや痛み、体毛の動き、皮膚に触れる振動。

系統発生学的には、体性感覚が最初です。ミミズなどは、ほとんど体性感覚でしょう。明るさの視覚は若干ある。

視覚の発達は、系統発生上比較的新しい。細かな形を脳がとらえることが出来るようになったのは、眼球が大きくなる哺乳動物からでしょうか。

色視覚はさらに新しくて、サルの仲間からです。ネコは、薄い水色しか見えていません。空の色を感じるのでしょうか。

外界の風景や色は、実はそれぞれのヒトが違うように感じていても不思議ではありません。それぞれの人の脳が解釈した結果だからです。ヒトは各自の脳内に外界の情報から形作ったそれぞれの世界を持っています。


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