やないづメンタルクリニック

心理の話

心理相談・心理カウンセリング

心理相談、心理カウンセリングは、治療と言うよりは、心のバランスを調節する感じでしょうか。心の中にモヤモヤをためていると、それがいつの間にか大きな負の感情に育ってしまいます。いつの間にか心の負担になってしまう。心理カウンセリングにおいてその愚痴を聞いてもらうことで、負担が軽くなります。クリニックでの心理カウンセリングは一切外に漏れることはありません。時には医師にも伝えていただけない時があります。心の秘密とはそういうものです。

心理検査について

心理検査の診断書を書いて欲しいと、電話が入ることがあります。医学部での臨床講義の初めに、他所でやった検査を信用するな、と徹底的に教育されます。誤診の元であり、しかもその責任は、診断書を書いた医者が取る事になる。この教えは、その後も何度も、先輩諸先生方の講義の中で出てきます。教えてくださいました先生方も、痛い目にお合いになっていらっしゃるのだろうと思います。

精神科では、診療中の態度や発言、日常の経験に対する本人の見方、ご両親やご兄弟の接し方なども、すべてを総合して診断します。心理検査の結果だけで診断はしません。心理検査は、診断が正当であるかどうかの参考と考えてください。

心理検査では、一度検査したことによって、二度目の検査では不適切な結果が出ることもあります。記憶してしまうのです。責任を取れない、治療に結びつけることが出来ないのであれば、検査するべきではないと考えます。診断と治療まで視野に入れて検査を実施します。検査は診療の補助と考えています。

他施設での検査結果に関して、別の施設で診断書を書くのは、責任の所在が不明確になり、適切ではありません。もちろん、ご依頼があれば、診療いたします。しかし原則として、当クリニックで実施した検査等に限定して、診断書を書いております。ご理解をよろしくお願い申し上げます。

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