白夜を経験するスウェーデンでは、冬になると、うつ病になる方が結構います。寒さもマイナス20℃です。日が昇るのが朝10時。沈むのが午後3時。太陽は昼間地平線よりも少し上を右に動いてゆきます。後は真っ暗な世界。太陽の光が足りないためうつ病が起きます。
私もしっかりと鬱になってしまいました。抗うつ薬を手に入れようとしたのですけど、スウェーデンの病院では、めったなことでは薬を出してくれません。「薬局に行ってくれ」と言われます。薬局では、民間療法の草木を処理したような薬を勧められました。日本では抗うつ薬が簡単に手に入ります。
冬至の日にストックホルムでは、人々がスカンセン(古い建物を集めてある丘の上にある公園)に集まって、ファイアーストームで夜明かしです。寒いけど春を迎える希望でみんな元気。楽しいルチア祭りもあります。冬至から一気に明るい気分になります。毎日、日が延びるのを実感します。春が待ち遠しい季節です。
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