心理相談、コンサルテーションとも言います。心の中のもやもやを話す。イライラを吐き出す。人に話すと、不思議と心が楽になります。人の心は思い出したくないことを心の片隅に埋めてしまいます。そのまま思い出さないようにしてしまう。心のバランスを取ります。埋めてしまったことが、時々何かの症状を作り出すことがあります。警告を発しているかのようです。何か解決しないといけないことなのでしょう。解決できる時期が来ると、自然と表に出てきます。そのお手伝いが心理相談と考えています。
精神科医師の診察・診療も、英語ではコンサルテーションといいます。違いは、心理相談では心の問題を起こしている背景のお話を時間をかけてお伺いする点です。日常の何気ない心に引っかかっている問題や、ちょっとした気持ちの変化などが中心になります。医師による診断・治療よりも、心理相談では心の交流を大切にします。時間が無いと話せないこと、ちょっと普段は話しにくいこと、そういう心に引っかかっていることを心理士に話します。日常の何気ない話から、自分で心の中に潜んでいる悩みを、自分の力で発見します。
医師や心理士には守秘義務があります。クリニックの診療室や心理相談室で話した内容は、誰にも伝わりません。友達や同僚に話すのは躊躇われるような内容でも、心理士には話すことが出来ます。友達にとっては、負担になるような重いことでも心理士は受け止めてくれます。心理相談は、心の問題を打ち明ける場所です。
お子様には、脳・精神・神経に作用する薬は、できれば使いたくありません。心理相談が大切になります。言葉が未発達なお子さんたちは、オセロなどの遊びを通じて自己を表現します。プレイセラピーと言います。
信頼関係を構築し、心理士と打ち解けるまでに、ある程度時間が必要です。信用できると、心で感じるようになって、初めて会話が始まります。友達に会いに行って、話をするような関係を築ければと思います。
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